規約

JACM規約

JACM規約(Ver.3.5)
(2005年1月18日)
(2008年6月30日改)
(2010年7月7日)
(2011年7月27日訂正)
(2021年2月24日改)

1.名称
 本会は、JACM(Japan Association for Computational Mechanics)(日本計算力学連合)と称する。

2.組織形態
 本会は、IACM (International Association for Computational Mechanics)(国際計算力学連合)の日本支部(IACM affiliated Society)であり、国内の計算力学研究者が個人で参加する任意団体(友好団体)とし、国内の既存の学会とは独立した、一種のアンブレラ組織である。

3.目的と活動内容(Purpose and Activities)
 本会は、主として、IACM関連の計算力学に関する国際学術講演会(WCCM、APCOM、ECCOMAS、USNCCM等)の企画に参画することを目的とする。この目的の下、主として以下の活動を行う。
 (1) IACM関連の計算力学に関する国際学術講演会(WCCM、APCOM、ECCOMAS、 USNCCM等)の企画に参画する。具体的には、同会議における招待講演、基調講演、ミニシンポジウム等の提案を行う。
 (2) 主として、メーリングリスト、HP、メールマガジンを活用して、会員相互のコミュニケーションと、IACM、APACM(Asian Pacific Association for Computational Mechanics)等と国内関連学会との連携を図る。
 (3) 本会単独での国内講演会やジャーナル発行などの活動は特に行わないものの、計算力学関連学会等が主催する計算力学関連イベントには積極的に協賛し、JACMのHPやメールマガジン、メーリングリストを活用して、国内外の計算力学関連情報の円滑な伝達を支援する。
 (4) 計算力学分野で特に優れた活動を行った個人を表彰する。
 (5) IACM登録希望者には登録手続きを代行する。代行にあたっては、IACM登録料実費と若干の事務経費を請求する。

4.会員(Individual Member)
 日本で活動する計算力学研究者・技術者及び海外で活動する日本国籍を有する計算力学研究者・技術者が会員となることができる。JACM会員には下記の特典がある。
 (1) IACM関連の計算力学に関する国際学術講演会の情報をメーリングリスト等で得ることができる。
 (2) IACMやAPACM(アジア太平洋計算力学連合)の各賞への推薦
 (3) JACM各賞への推薦
 (4) ACMやAPACM運営委員(General Council Member)候補への推薦

5.名誉員(Honorary Member)
 計算力学分野において特に優れた業績を有し、かつJACM活動に大きな貢献をした65歳以上の会員もしくは元会員を名誉員とすることができる。名誉員は、名誉員選考委員会によって選考され、運営委員会によって承認される。
 なお、名誉員選考委員会に関する事項と名誉員選考手順の詳細については別途定める。

6.運営委員会(General Council)
 国際的活動と国内の計算力学関連活動を円滑に結ぶために、国内の計算力学関連学会から運営委員(General Council Member)を1ないし複数名選出し、運営委員会が会の運営にあたる。運営委員の任期は1期3年(各期は4月1日開始)とし、再任を妨げない。なお、JACM会長経験者は自動的に運営委員となる。
 運営委員は主に次の役割を担う。
 (1) 会長の選出
 (2) 規約等の改定の承認
 (3) JACM Award候補者の推薦
 (4) JACMから関連学会への依頼事項の担当窓口
 (5) JACMメーリングリスト等に流れる関連情報の選出母体学会への通知
 (6) 関連学協会からJACMへの情報流通の担当窓口

7.役員(Executive Member)および役員会(Executive Board Member Meeting)
 役員は会長(President)1名、副会長(Vice President)2名、事務局長(Secretary General)1名から構成される。運営委員の互選によって会長を選出し、会長が副会長および事務局長を指名する。会長、副会長、事務局長の任期は1期3年(各期は4月1日開始)とし、2期を限度として再任できる。
 また、役員により構成される役員会を設置する。役員会は会長が召集し、会長が議長を務める。下記に定める定例役員会、臨時役員会を開催し、JACM運営に関する重要事項について審議する。
 (1) 定例役員会を原則隔月開催する。役員全員の出席により成立する。
 (2) 必要に応じて臨時役員会を開催することができる。役員全員の出席により成立する。

8.事務局(Secretariat)
 本会の事務を司るために事務局を設置し、そこに事務局長1名と事務局補佐若干名を置く。

9.企画委員会 (Advisory Board for the President)
 会長を補佐するために、企画委員会を設置する。企画委員会は役員、事務局補佐、会長が指名する若干名の企画委員から構成される。

10.総会(Annual Meeting)
 各年度、JACM総会を開催し、会員に対してJACM活動報告を行う。また、同時に会員どうしの親睦を図るとともに今後の活動に関して議論をする。

11.表彰(JACM Awards)
 計算力学の広い分野で顕著な研究業績や功績のあったJACM会員に、以下に列挙する、日本計算力学賞、日本計算力学奨励賞、日本計算力学連合フェロー賞を授与し、表彰する。各賞は公募により候補者を広く募り、その推薦に基づきJACM賞審査委員会により審査を行い授賞者の決定をする。推薦、審査、JACM賞審査委員会の詳細は別途定める。
 (1) 日本計算力学賞(The JACM Computational Mechanics Award)(各年度3名以内)
  計算力学の広い分野での顕著な研究業績、ソフトウエア開発、計算技術開発を行った研究者に対して与えられる。
 (2) 日本計算力学奨励賞(The JACM Young Investigator Award)(各年度3名以内)
  計算力学分野で顕著な業績及び研究を行った40才以下(表彰年4月1日現在で40才未満)の研究者に与えられる。
 (3) 日本計算力学連合フェロー賞(The JACM Fellows Award)(各年度5名以内)
  計算力学分野で顕著な業績を上げ、JACMへのサポート、およびIACM関連国際学会に貢献した研究者に対して与えられる。

12.会費(Annual Fee)
 当面の間、JACMの会費は無料とする。

附則
1.この規約は、2021年2月24日から施行する。
2.この規約は、運営委員会の承認を得て改正することができる。

参考
●ホームページ
日本語
https://ja-cm.org/index-j.html
英語
https://ja-cm.org/index-e.html

以上