会長挨拶
JACM 会長 萩原 世也 |
この度,日本計算力学連合会長(Japan Association for Computational Mechanics), (JACM)の会長に選任されました 佐賀大学 萩原世也(はぎはら せいや)です.2024年4月〜2027年3月まで務めさせていただきます.これまでの錚々たる歴代会長の皆様の顔ぶれを見ても,その後を受け継ぐことになったことに対して身の引き締まる思いです.就任にあたり一言ご挨拶を申し上げます.
JACMは2002年12月17日に設立され,規約にも書かれていますように,IACM (International Association for Computational Mechanics)(国際計算力学連合)の日本支部(IACM affiliated Society)であり,国内の計算力学研究者が個人で参加する任意団体(友好団体)であり,国内の既存の学会とは独立した一種のアンブレラ組織です.
今後の活動としては,2024年7月にはWCCM 2024/PANACM 2024が開催される予定です.これについてはMSの提案等も行われており,会員の皆様が多数参加される予定です.また来年度には2020年にも日本で開催された,COMPSAFE 2025(Conference on Computational Engineering and Science for Safety and Environmental Problems)を開催する見込みであり,日本計算工学会(JSCES)とともに共催団体として準備を行っていきます.またAPCOM 2025 (Asian Pacific Association for Computational Mechanics 2025)も開催される予定ですので積極的に参画する予定です.また,東京理科大学岡田裕会長はじめとした運営組織のご尽力により総会およびJACM Awardsの受賞者によるセミナーが開催されてきました.これらを受け継いで引き続き開催して行きたいと考えています.会員の皆様におかれましては是非ともご参加いただければと思います.
運営面では,岡田裕会長が,規約の改定と名誉員選考に関する内規制定を進められ,改定された規約はJACM Awards,総会など重要事項を明記し、活動の内容を明文化されており,円滑に運営を行うことができるようになっています.
運営体制としては,2021年4月〜2024年3月は東京理科大学の岡田裕会長,東洋大学の塩谷隆二教授と早稲田大学の滝沢研二教授が副会長,佐賀大学の只野裕一教授が事務局長の役員体制で運営されてきました.2024年4月〜2027年3月は早稲田大学の滝沢研二教授と近畿大学の和田義孝教授が副会長に,佐賀大学の只野裕一教授に事務局長の役員体制で運営を行っていきます.そして事務局を拡充して,事務局補佐メンバーとして東京工業大学の伊井仁志教授,東京大学の藤井秀樹准教授,電気通信大学の遊佐泰紀准教授にご就任いただいております.さらに岡田裕会長は12年間,塩谷隆二教授は6年間役員として運営に従事していただいたので,その知識と経験を元に事務局補佐メンバーとしてご就任いただいております.また企画委員もさらに拡充したいと考えています.
まだまだJACMの運営に関して経験不足ですが,2024年4月〜2027年3月にかけて運営委員と会員の皆様のご支援によってJACMを盛り上げていきたいと思っております.なお2024年9月初旬にはJACM総会とJACM Awards受賞者セミナーを開催予定ですので,是非ともご参加いただければと思います.
今後も引き続きJACMの活動にご協力の程よろしくお願い申し上げます.
2024年7月 萩原 世也